犬・猫に使用する抗菌薬及び抗真菌薬(内服薬)
セファレキシン <犬用> リレキシペット セファクリア |
[有効菌種] 本剤感受性のブドウ球菌 [適応症] 犬:細菌性皮膚感染症 [用法用量] 1回体重1kgあたりセファレキシンとして15mg(力価)を1日2回7日間経口投与する。ただし、2回の投与間隔は最低10時間とする。 |
---|---|
セフポドキシムプロキセチル <犬用> シンプリセフ |
[有効菌種] 本剤感受性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、大腸菌、プロテウス・ミラビリス [適応症] 犬:細菌性皮膚感染症 [用法用量] 1日1回、基本用量体重1㎏当たりセフポドキシム プロキセチルとして5mg(力価)を原則として7日間、経口投与する。 ただし、臨床症状に応じて体重1㎏当たりセフポドキシム プロキセチルとして10mg(力価)に増量してもよい。 7日間の投与後、犬の症状を観察した上で追加投与による症状の改善が期待されると判断された場合は、投与開始から14日間を上限として適切な期間投与する。 治療への反応が認められないときは投与を継続しないこと。 |
アモキシシリン <犬猫用> アモキクリア バチリオン |
[有効菌種]
ブドウ球菌 [適応症] [用法用量] 犬:細菌性皮膚感染症 猫:細菌性皮膚感染症 体重1㎏当たりアモキシシリンとして1回量10~20mg(力価)を1日2回5日間経口投与する。 |
エンロフロキサシン <犬猫用> バイトリル |
[有効菌種] 本剤に感受性の下記菌種 ブドウ球菌属、レンサ球菌属、腸球菌属、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、シュードモナス属、ステノトロホモナス・マルトフィリア、アシネトバクター・カルコアセティクス [適応症] 犬及び猫の尿路感染症 [用法用量] 1日1回体重1kg当たりエンロフロキサシンとして下記の量を経口投与する。 犬:5~10mg 猫:5mg |
---|---|
マルボフロキサシン <犬猫用> ゼナキル |
[有効菌種]
スタフィロコッカス・アウレウス、スタフィロコッカス・インターメディウス、パスツレラ・ムルトシダ [適応症] 犬、猫: 細菌性皮膚感染症 [用法用量] 1日1回体重1kg当たりマルボフロキサシンとして2.75~5.5mgを原則として5~7日間、経口投与する。7日間の投与後、動物の症状を観察した上で追加投与が必要と判断された場合は、投与開始から14日を上限として適切な期間投与する。 |
オルビフロキサシン <犬猫用> ビクタス |
[有効菌種] 本剤感受性の下記の菌種 ブドウ球菌属、レンサ球菌属、腸球菌属、大腸菌、クレブシェラ属、プロテウス属、緑膿菌、パスツレラ・ムルトシダ、クロストリジウム・パーフリンゲンス、カンピロバクター・ジェジュニ [適応症] 犬:細菌性尿路感染症、細菌性皮膚感染症、細菌性下痢症、細菌性外耳炎 猫:細菌性尿路感染症、細菌性皮膚感染症、細菌性下痢症 [用法用量] 1日1回、体重1kg当たりオルビフロキサシンとして下記の量を犬および猫に経口投与する。 犬:細菌性尿路感染症、細菌性皮膚感染症、細菌性下痢症;2.5~5.0mg 細菌性外耳炎;5.0mg 猫:細菌性尿路感染症、細菌性皮膚感染症、細菌性下痢症;2.5~5.0mg |
オフロキサシン <犬猫用> ウェルメイト |
[有効菌種] 本剤に感受性の次の菌種:ブドウ球菌属、大腸菌 [適応症] 犬:細菌性尿路感染症、細菌性皮膚感染症 猫:細菌性尿路感染症 [用法用量] 体重1kg当たりオフロキサシンとして1日量5~10mgを5~7日間経口投与する。 |
イトラコナゾール <犬用> イトラベット |
[有効菌種] マラセチア・パチデルマチス [適応症] 犬:マラセチア皮膚炎 [用法用量] 犬に体重1kg当たりイトラコナゾールとして5mgを基準量とし、1日1回、食直後に14~21日間経口投与する。 |
---|