動物薬剤師のどうぶつお薬手帳

どうぶつお薬手帳について

どうぶつお薬手帳とは?

大切な家族の一員である動物の治療薬や処方を記録して、お薬を安心安全にお使い頂くための、動物専門のお薬手帳です。
飼い主様が、手帳に記録を残していくことによって、動物の健康管理に役立てて頂けます。
皆さんのご家族が病院や薬局に行った際、病院やクリニックではカルテ、薬局では薬歴に治療内容が記載され、各機関で治療履歴として厳密に保管されます。
そして、お薬手帳という記録ノートを患者さん本人が利用して、治療履歴を本人またはご家族が保管されています。
では、動物病院に行った場合は、どのように治療履歴を保管・管理されていらっしゃいますか。
これまで使用した治療薬、ワクチン治療歴、レスキューカード情報を記録されている飼い主様はそう多くないと思います。
その記録ノートとして、どうぶつお薬手帳を作成し、活用して頂きたいです。

どうぶつお薬手帳の活用方法

どうぶつお薬手帳が活躍する場合は様々な場面が想定されます。
初めて動物病院を受診する場合:症状をメモしておくと説明しやすいです。
動物病院を変わる場合:治療履歴やアレルギー等の情報が引き継がれます。
ペットホテルやペットシッターに預ける場合:個体の情報共有ができます。
災害時:災害が起こった場合に貴重な情報源となります。レスキューカードとしても役割を果たします。
どうぶつお薬手帳には、記録するべきいくつかの項目があります。
では、どのようにどうぶつお薬手帳を活用すればいいのでしょうか。
手帳に貼るシールを発行している動物病院は少ないでしょう。
まず、治療明細書やお薬袋、お薬の説明書などを、どうぶつお薬手帳に貼り付けてください。
そして、重要なポイントはWho(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)です。
Who(だれが):獣医師の先生の名前
When(いつ):受診日または処方日
Where(どこで):動物病院の名前
What(なにを):薬の名前
Why(なぜ):症状、病名または治療目的
How(どのように):内服薬の飲み方
どうぶつお薬手帳には、上記(5W1H)を記載して下さい。
受診時の体重、投薬後の症状や体調変化なども記録しておくとよいでしょう。
どうぶつお薬手帳は、薬物による治療履歴になるため、受診の度に情報が蓄積されていきます。
つまり、ご家族である動物の治療について、飼い主様がその情報を蓄積し、お薬手帳を一緒に作り上げていくのです。
数カ月後、数年後と動物が成長するにつれて、蓄積された情報は大変有用な治療履歴となり、今後の治療を行う際のご家族の理解や提案の一助になるはずです。

さぁ、どうぶつお薬手帳を準備しましょう!

これまでは、動物病院で治療履歴は保管・管理されてきましたが、動物病院の増加、獣医療の多様化などによって、飼い主様が治療履歴を記録する必要が出てきています。
しかし、現在のところ、どうぶつお薬手帳を保管・管理されている飼い主様は多くはありません。
まず、当サイトをご覧頂いている飼い主様に、どうぶつお薬手帳を作成して頂きたいです。
すぐ必要になるような情報ではないかもしれません。
しかし、飼い主様が集めた情報は、必ず動物たちの生活・治療を豊かにします。

特別な手帳を準備する必要ありません。使いやすいサイズ、かわいい絵柄模様、ご家族にぴったりのどうぶつお薬手帳を選んでください。 きっとご家族の大切な記録となり、思い出となります。

Zoo Keeper GALLERYにて、当サイトが推奨する手帳を販売しております。
Zoo Keeper GALLERYでのどうぶつお薬手帳の売上の一部(1冊につき売り上げの10%)を、AJPIAを通して動物保護団体へ寄付致します。

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